「365日のシンプルライフ」

引っ越しの箱詰めをしてるときに、お友だちからメールが。「365日のシンプルライフ」を見て、あなたを思い出しましたって。彼女は私が引っ越すのを知らないはず。なんてタイミングよく。。

なんだか私に今必要な情報の気がして、箱詰めの手を止めて、さっそくネットフリックスで映画を観ました。今はすぐに家で見たい映画が見られるんですねー

フィンランド映画でした。ヘルシンキ。若い男が裸で夜の雪の道を走ってる場面から始まります。彼は、あまりに自分の部屋にものが溢れてるのにいやになり、すべてのものをトランクルームに預け、一日にひとつひとつずつ必要なものを出していく、一年間は一切ものを買わない、という実験を始めたのでした。まずはコートを一枚出して部屋に戻り、コートにくるまって何もない部屋で寝る、それが一日目。

毎日一つずつ必要なものを出していき、何が本当に必要かを考えるのでした。途中、お祖母ちゃんちを訪ね、ものについて話したとき、お祖母ちゃんは、「結局は全部遺して死んでいくんだよ」と話すんです。しみじみしました~ほんと、何もものは持って行けない。

このお祖母ちゃんは、映画の最後には老人ホームに入ることになり、お家にあったものは全部置いてゆき、彼はとても切ない気持ちになります。「人生はモノでできてるんじゃないよ」とお祖母ちゃんは、教えてくれました。

一年の実験を終えて彼が得た結論は、人生に必要なモノは100個、人生を楽しむためのモノは100個、ということでした。

さて私はどうしようか。トランクルームに全部いれてみる?  いやいや、彼は力持ちだしアパートにエレベーターもあるので後で運び込むのは可能だったけど、私の場合は無理無理。家具は運ばなくては。  服と本と食器は必要最低限だけ出して箱に詰めて押し入れに詰め込んておくことにしようか。

いやいややっぱり捨てよう捨てよう、空間がもったいない。

タイニーなお家にシンプルに暮らす。私の課題です。捨てられない貧乏性、そろそろ卒業。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です