28年間、フル活用してきたパン捏ね機、壊れました。転落したんです。捏ねてるうちに振動で移動してきて、台の上からどーんと落ちまして、スイッチ入れるとガラガラと大きな音がして、何とか戻らないかと下の方のネジを開けてみたのですかたたいても何しても、ガラガラと。
もうひどくいたんでいてので、潮時でしたね。


ほんとーにおせわになりました!家族用に、そしてパン教室とパン屋と、大活躍でした。息子が4歳のとき購入、もうすぐ彼は32歳。大正電機、立派な会社です!
新しいものは東京に帰ってから考えましょう。いったん、ホームベーカリーを買うことにします。2斤用がアイリスオオヤマから出ているのでそれにしました。アマゾンのセールで7000円ちょっとで買えました。
さて、長らく更新できませんでしたが、今は、毎日朝から晩まで10センチ角のガラスにせっせと名画の模写をしています。

クリムトから始めて、ルノワール、ラファエロ、アングル、ボッチテェリ、フラアンジェリコ、ルソー、ルーベンス、シャガール、フェルメール、ゴッホ、まだまだ描きたいものがいっぱい。絵は見ると描くとは大違い。とても勉強になります。
ガラス絵って描いた人にしかわからない不思議な魅力があります。左右逆転に混乱しますがそれがおもしろいです。目などの大事なところははじめに完璧に描いておかないとあとで直すのがたいへんです。目玉の向き一つが表情を決めます、(人間には白目があるから微妙な感情を表すことができるんですねー)細かいところは爪楊枝で削ってましたが、今回は細かすぎて針で削らないとかけません。
気づくと猫のたち以外だれともしゃべらない日々。図書館とスーパーにはときどき行きます。
テレビはおもしろくないのでアマゾンプライムの映画をつけています。絵を描いてて画面を見ないのでわけわからないのですが、つい見入ってしまうものもあります。きのうは「ビッグ アイズ」がおもしろかった。実話なんですが、夫が妻の描いた絵を自分が描いたと偽って売り込み、それが世界で大人気となりお金持ちに。はじめは夫に従っていた妻は、やがて離婚して裁判を起こし、ビッグアイズは私が描いたと訴える。どっちが本物の作者か、裁判長は法廷に画材を持ち込み、その場で二人に絵を描くように命じる。夫はもちろん全く描けない。妻は1時間で大きな目を持つ少女を描いて、勝訴。そんなお話。彼女は100歳過ぎた今も絵を描いてるそうです。
このBig eyes見て、奈良美智さんの絵はこれにインスパイヤされたのだと知りました。なるほど。
そんなこんな、幸せな暮らしをしております。一つ気がかりは細かい仕事をずっとしてると目が疲れることくらいかな。めがねを外すとクラクラして世界がぼやけます。
捏ね機が天寿を全うして突然壊れたように、私も突然のようにその日を迎えたいものです。天寿を全うして。
ホームベーカリー楽しみ。