フェルメール模写 真珠の耳飾りの少女

メルカリにて油絵の具購入。図書館で原寸大の写真の載っている画集を借りてきました。「北方のモナリザ」。小さな絵なので原寸大にできます。

まずは下塗り
写真を白黒にすると、明暗がよくわかります。顔の陰の部分はもっと暗いのですね。その暗さの中に真珠の耳飾りがあります。なるほど。

二三日してすっかり乾いたら青や黄色を乗せます。今はウルトラマリンとバーントシェンナと白で描いています。乾いてから固有の色を薄く乗せてゆくことで透明感のある絵ができます。(でもフェルメールがそのようにして描いたかどうかは知りませんけど)

フェルメールの絵にはフェルメールブルーと呼ばれる美しい青、ウルトラマリンがよく使われています。天然のウルトラマリンの原料はラピスラズリだそうです。

ウルトラマリン。海を越えてきたものの意味。バーントシェンナは、燃いたあるいは焦がしたシエナの土。色の名前を見ていると彼の地に思いをはせてロマンを感じますが、カドミウムレッドとかチタニウムホワイトとか、鉱物そのものの名前も多いです。繊細さには日本画絵の具の名前には負けます。

切り絵も楽しいけど、絵の具と筆で書くのはやっぱり楽しい。原寸大のコピーを見ていると画家の息づかいが伝わってくるようです。

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