断捨離展、終わりました

結局きのうは雪とコロナでお客さまは、4人でした。それでもすごいわ。ありがとうねー。

さて、誰も来ない会場で考えたこれからのこと。

まず、大きな絵はもうおしまい。下地を作るためにお金と時間と労力のかかる絵も、おしまい。やっぱりガラス絵が楽しい。そしてなぜか真四角の形や円の形が好き。何を描く?それが課題だね、そんこと考えてるうちに終了時間。

N島さんに手伝っていただいて(感謝!)、搬出はおわり、絵を小さな車にぎっしり都積み込む。搬入のときは車で二回運びましたが、なんとか全部一度に入りました。

荷物を積んだまま、夕食にコーチャンフォーのドトールによると、あの広い場所にお客さんは7人!いつもは満杯なのにね。

ぼんやりと本棚を眺めていると目に止まったのが「くすり絵マンダラぬりえ」医学博士丸山修寛さんの本で、とても体と心によい絵のぬりえです。あ、これ、硝子に描こう!ってピンと来たんです。これからのテーマが降ってきました。

そこに友だちのすみれさんから電話。「ソルトアート知ってる?やってよ、習いに行くから」とのこと。調べてみよう。くすり絵とソルトアートと。

本屋で買ったもう一つの本は、「なまえのないねこ」。これはこないだ立ち読みをして心つかまれた本。名前を欲しがっていたノラネコが最後に気づくこと、それが素晴らしいラスト。

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2冊の本と、ひらめきを得て、個展最終日の夜は更けました。

あ、メールが二件。絵をくださいとのうれしい追加注文。先ほど夕陽を描いて仕上げた「海の夕焼け灯台」、「オッドアイ」。最後までありがとう!

荷物をアトリエに運び上げるのは明日にして、生のお花だけうちに持ち帰り水に入れて、お風呂に入って寝ました。

ほんとうに、よりにもよってこんな時に個展をしてしまった私、最終日に大雪に見舞われた私、波乱万丈の人生の象徴ですね。これからの老後は穏やかに過ごしたいものだ、と思う反面、最後までこのままの自分でい続けるしかないかな、とも思います。

いただいたお花たち。忘れないように。

さてきょうは、保育圓の発表会のペンギンの衣装を作らねばなりません。明日からはまたパン教室も始まります。来てくださる方がおられるなら注意してやります。

★★★★★★★★★★★★★★★

ここからはコロナの話なので読まなくてもいいです。情報はふんだんに飛び交ってますし。

もうこうなったらウイルスにさらされないわけにはいかないので(空気感染するとのこと)、とにかく免疫力です。ストレスなく、睡眠を取り、糖質を取りすぎず、無理でも笑顔でお過ごしください。という私だってどうなるかわからないし、感染源になってる可能性だってあるけど、死ぬときは死ぬんだ。これはイタリアで患者を運ぶボランティアをしてる日本人の言葉。

アビガンという富士フィルム富山製薬の薬がやっと日本でも認められそうです。YouTubeではそれを使うべきとの情報が前から出ていました。希望を持って収束する日を待ちましょう。

ではよい一日を。

「街の灯 祈り」

また一組、懐かしいお友だちがご夫婦で来てくださいました。そして旦那さまが、この絵を選んでくださいました。

「街の灯 祈り」 板に混合技法。ゼロ号

誰かの天使の絵をアレンジした絵です。鈴木和道先生のクラスで、私にしては丁寧に描きました。この絵に呼ばれた気がすると言ってくださいました。こんな日に来てくださったことだけで感謝なのに。

奥様の方はクレセントワルツを気に入っていただいたのですが、あいにく売約済みでごめんなさいでした。代わりに小人さんのガラス絵を三枚買ってくださいました。ありがとうね〜。長女さんと三女さんがうちの子たちと同でした。いろんな経験をして、辛いときも乗り越えて、いまはお孫さんが五人!穏やかにお二人で暮らしておられる、素敵ですね。

中国の花びん

ガラス絵 15センチ角

たった今、貴重なお客様がいらっしゃり、この絵をお買い上げいただきました。

私はこういう、どんと大きなものが描かれている絵が好きです。この花びんの資料はネットからの拝借ですが、ちょっと出典がわかりません。細かい絵付けがされていました。

Rちゃんは亡くなった娘がバンドをしていたときのファンでいてくれた方です。きょうはお父様と一緒にいらしてくださいました。

「ラクリマクリスティの思い出」

板に油彩 P8号  一万円

40年前、イタリアへ行きました。ローマとポンペイだけでしたが。その時のお土産のワインボトルで、モナリザの絵が描かれた革が貼ってあります。そして、持ち上げるとオルゴールが鳴るようになっているんです!下の部分にムーブメントが入っているんです。曲の名前がわかりませんがハミングで歌えます。ワインを注ぐたびにオルゴールが鳴るって可愛いでしょう?中身はイヤに甘い白ワインでした。ラクリマクリスティとは、キリストの涙という意味で、いまでも売っていますね。

残念ながらまわりの革がボロボロに壊れてしまい、こないだ引っ越すときに捨てました。40年、大事にして、絵のモチーフにもしたのでいいでしょう。お花は芍薬かな。

空の色、海の色、全体の色合いが気に入っています。

ネットによると

【キリストの涙の由来】

ナポリの南東に位置する、ヴェスーヴィオ山麓で造られているラクリマ・クリスティー。
この地域の葡萄の樹に、キリストの涙がかかったため素晴らしいワインができるようになった
という伝説からワイン名が付けられている。

とのことです。なるほど、だからポンペイの帰りの土産物店にあったのですねー

ラクリマクリスティーというロックバンドが、90年代にビジュアル系ロックバンド四天王と言われていたんですね。そちらは知りませんでした。

展覧会場にて

きょう来てくださるつもりだった方も、さすがの雪でみなさんおいでになれなくなりました。

と思ったら、隣のホールでピアノの発表会をしていました!なんと、この時期に、勇気のある先生ですねー

それで私は絵を廊下に掛けました。これで発表会に来られた方がチラッと見てくださるでしょう。時間を区切ってやっているようで、一人きたら一人帰り、という感じで、お客様があまりいません。苦渋の決断だったのでしょうねーたぶん動画撮影してるのでしょう。

廊下に移した絵

春の雪を見ながら考える、これからのこと My future that I’m thinking about while watching the spring snow,

みんながおうちから出ないように、雪が降りましたねー

It’s snowing to keep everyone out of the house

きのうは保育園の卒業式だったので、雪がきょうで良かったですー

Yesterday was the graduation ceremony of the nursery school.It was lucky!

土日はたぶんどなたも来られないと思っていましたが、きのうは15人くらいの方が来てくださいました。

I thought that nobody could come on Saturday and Sunday, but about 15 people came yesterday.

朝一番のKさんは、「春を待つ子」という雪景色の絵を買って下さり、なんだかきょうの雪はその記念なような気がします。

「春を待つ子」 板に混合技法 8号

Mr. K who came first in the morning bought a picture of a snow scene ,”A girl waiting for Spring”, and I feel that somehow today’s snow is a memory of it.

懐かしい方々。30年前に同じ町に越してきて、一緒に子育てをしたHさん、なんと、25日にお祖母ちゃんになっていました!よかったねー!彼女のお母様もまだお元気で、ひ孫ができたわけですね。大河ドラマを見るかのようなときの流れ。あの頃は、同じマンションに住み、二人の子は同じ年、おばあちゃんどうしもなかよしで、毎日一緒に過ごしていたねー。いまはなかなかお会いできないけど、こうして来てくださって子どもたちのようすを語り合えて、ほんとーにうれしかったです。

Oさんと、息子さんのNくん。Nくん(当時高校生は)、20年以上前に、公民館に展示された私の絵を見て「欲しい」といってくださり、お母さまを通して買い取って下さり、その後、お小遣いから毎月五百円お母さまに返されたそうです。彼もいまはパパ、熊本からちょうど帰省中で、寄ってくださいました。とてもうれしかったです。ちなみに彼が買ってくださった風景画は「守りたいもの」の一部にもなった野球場公園の東屋でした。写真を撮らなかったので正確に思い出せないけど。

「守りたいもの」部分

きょうはたぶんどなたも来られないことでしょう。断捨離展も最終日。残った絵は廃棄でしょうか?静かにこれからのこと考えたいと思います。旅に出よう、シベリア鉄道に乗ろう、と言っていたけど、それどことではなくなりましたね。内心、ホッとしてる自分もいます。パン教室の生徒さんは半分くらいは、自粛します、とのことになり、新規にいらっしゃるかたもなあるはずもなく、縮小です。

やってみようと思っているのはYouTube。

一昨日来てくださったTさんとお話してて、決心が固まりました。Tさんとは、去年、創業塾で知り合いました。彼も4月からご自分のビジネスに打ち込むそうです。また25歳、たくさんトライして、たくさん失敗もして、成功者になっていく時間がたっぷりありますね!

パン作りの動画をまずは50本、アップしてみたいと思います。うーん、できるかなー。

ではみなさ、きょうはおうちで静かにお過ごしください。もし、東京がロックダウンされても、スーパーには行かないでください。スーパーがいちばん感染しやすい場所だそうです。しばらくして、人との間隔を二メートル開けて買い物したり並ぶ習慣がついた頃に行ってください。これはYouTubeからの情報。

良い一日を。

雪!

6歳の子に言われてぐざっときてしまったこと

保育園で、卒園式には、卒園児に対して「大きくなったら何になりたいですか?」という質問をします。みんなそれぞれお花屋さん、とか、美容師さん、とか答えます。Aちゃんが、私に「ようこ先生は何になりたかったの?」ときいてきたので、「絵かきさんか絵本作家になりたかったな」と言ったら、「なんで今までやらなかったの?」ときかれました。

なんで今までやらなかったのかしら!

なんで今まで生活にかかずらっていたのかしら?   70歳のつぶやき。

そういえば、ヴァイオリニストになりたいと宣言していた三歳の娘が、「お母さんはなりたいものがなかったからお母さんになったの?」ときかれたことがあります。はー。

今からでも遅くない。なりたいものになろう。

ガラス絵作家になります。

展覧会の開催を自粛しないで申し訳ありません・・

こう言いたくなる気持ちです。

でも、公民館のかかりの方にそう言ったら、「いえいえ、やっていただいてよかったですよ、こんなときこそ、絵を見てほっとする時間がうれしいんです」と言ってくださいました。ありがとうございます。

きのうは19人の方が来てくださいました。絵もお買い上げいただいてうれしかったです。

私の思いがたくさんこもった娘と猫とパンの絵は、娘と一緒にバンドをしていた親友のNちゃんが買って下さり、思わず涙でした。

「日々の糧」板に油彩とテンペラの混合技法 サムホール

Nちゃんにはわかったと思いますが、チェリーは娘の思い出です。猫のネムネムは、娘がもらってきた猫です。当時同居していたおばあちゃんが大の動物嫌いでしたので、捨て猫を拾ってきたときには絶対だめと言って悲しい思いをさせてきましたが、中学のとき、勝手にもらってきて、そのときは反抗期の娘の心が和らぐならばと、お祖母ちゃんには我慢をしてもらいました。猫はネムネムという名前になり、五年後娘が亡くなったあとにもずっと長生きして、20歳でおととし天国へ行きました。私には心の通じ合う特別の猫でした。

この絵の猫はネムネムとは少し違うので描き直そうかな。

Nちゃんが今飼ってるネオという猫が、今、死にそうになってるそうです。ネムネムと良く似た色の猫ちゃんで、昔はNちゃんはうちに遊びに来ると猫アレルギーでずっとくしゃみをしていたのに、いつの間にか猫を二匹も飼ってました。

この絵はおそらく私が死んだあとも妹が大事にしてくれたとは思いますが、Nちゃんちに飾られて、3人の子どもたちに見てもらえたら、ほんとにうれしいです。

みなさま、今日明日、どうぞお家にいてください。ここで少しずつ絵をご紹介いたしますので。もしお買い上げいただけるならご一報くださいませ。5000円〜の大安売りです(笑)

土日はいろんなお店も閉店になるようで、メガネの注文をしていたジンズから土日は休みますとの連絡があり、夜のうちに取りに行きました。「ヨーコさんの朝」に描いた丸眼鏡、なくしてしまってまた作りました。

「ヨーコさんの朝 二匹の猫」キャンバスに油彩 20号
この眼鏡です。