「マスタードの瓶のガーベラ」

DSC_0869

ここは久しぶりになってしまいました。パン屋のスタートでいっぱいだったのと、おうちWi-Fiがまだつながらないからです。ネット難民といいますか、あちこち無料Wi-Fiの使える場所を求めてウロウロしてました。携帯のモバイルデータ量が限界になり、追加しました。これは、もしかしたらネット依存かなーと思います。

アトリエからの掘り出し物、ガーベラのガラス絵です。

アトリエは今やパンの香りに満たされて、絵とパンが混じり合った感じ。私のこれまでの人生がこうして表れてるのですねー。

引っ越し先の部屋はまだ落ち着きません。仮の住まい、ホテル、という感じ。これも私の生き方の象徴。今後どこにいようと、旅人だ。

ホテル住まいにしてはものが多すぎますので、手放す!を合言葉に、執着を捨てていこう、と、思ってますが、いつも思うだけ。

では、そらそろクルミパンが焼けたかな。

窓の外の新緑  活用してないモノを捨てたい

いつの間にか冬ざれた木々が瑞々しい若葉に覆われていました。

引っ越し完了。広々した部屋。窓から新緑があふれてます。小田急線の見えるこのおうちにきたのは令和元年5月8日、ピッタリ一年して2020年5月9日退去。たったの一年のご縁でしたがこの部屋でもたくさんの方とパンを作りました。一ヶ月平均30人として、一年で延べ360人!ありがとうねー。いろいろ失敗もしました、不手際、物忘れ、みんな許していただいてありがとうございました。なぜかパンの生徒さんたちはみんな優しい方ばかり。

何回やっても最後のキッチン周りとかが、ギリギリになります。昨日もそれが大変でした。あとの案件はフレッツ光の解約。やろうとしたら、なんと6日後に立ち会いが必要とか。いやいや、もう引っ越しちゃったから立ち会えません!仕方ない、管理会社に頼むことに。その件で昨日はソフトバンクにオペレーターとのチャットをしようとしてもしても繋がらず、あきらめました。コロナのせいだそうです。

なんでも早め早めにしましょうねー、反省。

★このへんからは独り言で頭を整理してるだけなので読まなくていいです★

それにしてもダンボールの数がすごい。40はあったかなー。ミニマリストにはなれないにしても、ちょっとモノが多すぎ。70年生きてきたらこうなるのかな。手紙、日記、子どもの作文などの思い出、アルバム、お雛様にクリスマスツリー、こんなので10個はいきます。文房具がダンボール1個、使うのか?ホッチキスが3こ?彫刻刀は二箱。手紙セットがごっそり、各種カード、絵葉書も百枚くらい、なん種類もの可愛いシール、、、マキシマニストか?

新居はまたたく間にダンボールでいっぱい。床が見えない。

DSC_0804

もし、すべてのものを手放したら、どんな気もちになるだろう。

まず、二十歳から50年間、持ってきた日記帳。何十冊もの大学ノート。これを捨てるかどうか、これは新しい私になるための儀式になるかもしれない。いつまでも過去を引きずってる、過去を振り返り懐かしんだり後悔したりする、過去の自分を再体験する、そんなことは必要なのか?大切なのは今を生きることなのに!

わかりました。あしたから一日一冊ずつ捨ててみよう。どんな気もちになるかはそのうちわかるでしょう。そうやって加速度的に捨てられる人になりたいです。

観葉植物!娘の形見の巨大パキラ。一人では持てないくらい大きく育った月桃。下宿のMちゃんが置いていった花の咲かない観葉植物。一枝もらって挿したらおおきくなったアロマティカ。何年も生い茂ってる折り鶴蘭、十年前に引っ越し祝にいただいたポトス、一年前の引っ越し祝のパキラ、が5年前にミニ観葉でかったのに巨大になったアロエ(美しくも可愛くもなく、ただトゲトゲとしてゴワゴワ、怪獣みたい)。金のなる木二種類(金はならない)。以上、生きてるのに捨てられないでしょう?

お客様が多かった。食器がいっぱい。箱にいれてしばらく出さないことに。

洋服。ジーンズと白シャツだけにしてみようよ。スチーブ・ジョブズだって黒のタートルネックしか着なかった。

ツーリストらしく、スーツケース一つで生きられないものか?このへんで思い切らないか?人生はもう十分楽しんで、あとは旅をするならば、こんなにモノはいるのか?猫が死んだら旅に出るんじゃなかったか?猫だけが自分の足かせだったのではなかったか?何やってるの、自分。

そうでした。猫が死んだら旅に出るのでした。コロナが流行らなければ、今年の夏にでもシベリア鉄道に乗るのでした。この大量のモノはもう私には必要ありません。

「僕たちにはもうモノは要らない」!のです。

ふー、ガランとした部屋では思考が働きますね。

あ、電車!

こんなに近いのに静かな小田急線でした

了解です。パンは生きていくためのお仕事なのでパンの道具は必要です。絵は、そのために生きてるので、絵の道具も必要です。あとは必要最低限にしましょう。身軽になりましょう。目に見えるモノで身を守るのではなく、勇気と自信と知性と愛で身を固めましょう。何回でもさっと引っ越せる人でいましょう。

執着心を捨てましょうぉぉぉ!

思い出のCDケースのガラス絵たち

2017年、バルト海の周りの国々を一ヶ月かけて旅したときのCDケースのスケッチ。ストックホルムの旧市街の広場のと、ストックホルム、ウプサラの古い教会は、こないだアップしました。

先日の個展でWさんが五枚まとめて買って下さり、きょうやっと残りの三枚を仕上げてお渡しできます。引っ越しをする前にはお届けしたかったので、ダンボールの山の中で描きました。

デンマーク オーデンセ アンデルセンの生家、これ、私
すごーく寒かったんです。レインコート着ました。
バルト海クルーズ船より 灯台
エストニア、タリン 街の壁にある塔

可愛い街だったな。まぁ、旧市街以外は普通の近代的な都会でしたが。バルト三国の中では観光客が一番多かった。エストニアではAirbnbの宿に滞在しましたが、歴史ある木造建築のアパートメントの最上階のおうちで、旦那様はフランス人、奥様は日本人でした!あの、きしむ階段、かわいい猫のリリー、疲労で痛む齒、懐かしいです。そして、彼らは、その後生まれた女の子と三人で、一時帰国のときに私のうちに遊びに来てくださいました!嬉しかったなー。

いけなーい、思い出に、ふけってる場合じゃない。荷造り荷造り。明後日が引っ越しです。

またツーリストになりたいです。

荷物は、、、捨てたいです。

ニャンたち  飼い主募集中

猫が死んで4ヶ月。猫ほしい。でもでも、飼わない。旅に出るから。

友だちの友だちが保護猫の世話してて、写真を見せてもらった。血筋の正しい、長毛の猫と、あと一匹。

ペッパーくん(仮名) アメリカンカール 六歳 男の子
ジンジャーくん(仮名) マルチカン 六歳 男の子  手が、たまらない

飼い主募集です!彼らの名前を呼んであげる人!

そして、うちのそばの小田急線の高架横に、野良がいる。昨日遭遇。

石垣の上にいつもいる
かわいいね、でも警戒心強い

猫は本当に不思議な生き物だと思う。小さくて弱々しく、しなやかで強い。哲学的なたたずまい、美しい星のような目、宇宙人が猫の姿をして人間を監視しているという妄想に満ちた説もある。

早く、日本も、「ペット不可」などという賃貸条件がなくなるといい!公団も都営住宅も!(まぁ、最近公団住宅にはペット共生住宅というのができてきてますね)

旅を終わらせてから、人生最後のときには、あのお布団の上で、ずっしりとした温かい重みが移動するのを感じたいなー

「365日のシンプルライフ」

引っ越しの箱詰めをしてるときに、お友だちからメールが。「365日のシンプルライフ」を見て、あなたを思い出しましたって。彼女は私が引っ越すのを知らないはず。なんてタイミングよく。。

なんだか私に今必要な情報の気がして、箱詰めの手を止めて、さっそくネットフリックスで映画を観ました。今はすぐに家で見たい映画が見られるんですねー

フィンランド映画でした。ヘルシンキ。若い男が裸で夜の雪の道を走ってる場面から始まります。彼は、あまりに自分の部屋にものが溢れてるのにいやになり、すべてのものをトランクルームに預け、一日にひとつひとつずつ必要なものを出していく、一年間は一切ものを買わない、という実験を始めたのでした。まずはコートを一枚出して部屋に戻り、コートにくるまって何もない部屋で寝る、それが一日目。

毎日一つずつ必要なものを出していき、何が本当に必要かを考えるのでした。途中、お祖母ちゃんちを訪ね、ものについて話したとき、お祖母ちゃんは、「結局は全部遺して死んでいくんだよ」と話すんです。しみじみしました~ほんと、何もものは持って行けない。

このお祖母ちゃんは、映画の最後には老人ホームに入ることになり、お家にあったものは全部置いてゆき、彼はとても切ない気持ちになります。「人生はモノでできてるんじゃないよ」とお祖母ちゃんは、教えてくれました。

一年の実験を終えて彼が得た結論は、人生に必要なモノは100個、人生を楽しむためのモノは100個、ということでした。

さて私はどうしようか。トランクルームに全部いれてみる?  いやいや、彼は力持ちだしアパートにエレベーターもあるので後で運び込むのは可能だったけど、私の場合は無理無理。家具は運ばなくては。  服と本と食器は必要最低限だけ出して箱に詰めて押し入れに詰め込んておくことにしようか。

いやいややっぱり捨てよう捨てよう、空間がもったいない。

タイニーなお家にシンプルに暮らす。私の課題です。捨てられない貧乏性、そろそろ卒業。

実は、パン工房の隣室は素敵なギャラリー

パンと絵画の不思議なドッキング

坂浜画廊、という名前でここにギャラリーができたのはもう十年以上前でしょうか。あまり活動はしてきませんでしたが、この知られざる画廊には、日本でも屈指の古典画法の使い手、鈴木和道画伯の絵画を見ることができます。原画は7枚、ジクレー版画が十枚ほどあります。

「不思議なルール」混合技法 3号
「うさみみ帽子のフーガ」ジクレー版画

ご観覧、ご購入希望の方はお知らせくださいね。ホームページはこちらですが、まだ制作中です。

こんな絵も描いてた

「クリスマス・キャロル」板に油彩 サムホール

忘れ去ってた絵がまた出てきました。かわいいね。ランタンがいい。うさぎたちがかわいい。

しばらくパン屋さんで忙しかっけど、明日から一週間、断捨離と引っ越しに専念します。

よく引っ越すねー、我ながら。もう、こうなると、ホテル暮らしだわ。また引っ越すのでよろしく。最終的にはアトリエの近くの都営住宅をただみたいな家賃で借りて、そこに荷物を置いて、旅に出よう。

これね。

世界一周航空券がファーストクラスなら90万円。これを教えてくれたのはパンの生徒さん。エコノミーなら30万円、ビジネスなら60万円なんだけど、せっかくだからねーそれに歳だしね。

ああ、健康でいないと!お金はなんとかなっても、体が動かないと一億円あっても行けない。

病床の王より元気な乞食

さあ、筋トレ筋トレ

「思い出の万年筆とジュリアという名前のバラ」

キャンバスに油彩 4号

私が中学生の頃、男の子たちにはモンブランの万年筆が人気でした。星のマークが目印です。神戸の街には輸入品を免税でうる、みっちゃんという間口の小さなお店があり、いつもお客で混み合っていました。さまざまな輸入雑貨がところ狭しと陳列され、万年筆もありました。

Aくんは、頭がいいけどロマンチスト、星を食べた男、という物語を作ったり、ビアノを弾いたりする少年でした。クラスは違ったけど生徒会活動で一緒にお仕事をしたりして、なんとなく気になる存在。やがて卒業のとき、別の高校へ行くAくんと、彼の愛用のモンブランと、私の使っていた万年筆とを交換しました。(むねキュン!かわいいねー)

高校生になって、彼の記憶も薄れていきました。彼には彼のガールフレンド、私には私のボーイフレンドがいて、ばったりカップルで出会ったりしたね。

高校を卒業して、彼は京都大学に行って、私は、それは偶然なんだけど、やはり京都の学校へ行き、偶然下宿が近くて、何度か遊びましたが、私が一年で学校をやめて東京へ引っ越したので、それきり音信不通。それがなんと、九年後のある日、阪神電車の三宮駅でばったり会ったんです!懐かしくて、居酒屋さんでお酒を飲みました。彼は大学院を出てフランスの石油会社に就職し、もう結婚をしていて、赤ちゃんも産まれていました。楽しいお酒でした。インドネシアの住所のメモをもらったけど、クリスマスカードを出すこともなく。それ以来、会っていません。

その後、彼に会ったことはありません。その石油会社の日本支社長になって活躍されていたようです。

私がまたこの古びた万年筆を持っていて、絵のモチーフにしてたりするって知ったら、Aくんは驚くかな。

ちょっぴり甘酸っぱい思い出の万年筆です。

モンブランというのが、美しい山の名前だと知ったのは、ずっとあとのことでした。白い山、モンブラン。

まったく記憶にない絵

これは?自分が描いたとは思えないほど記憶から抜け落ちている作品。そんなことってあるのかなー描いてからすぐに片付けたんだね。

たんぽぽと少年 20センチ角 ガラスに油彩

透明の下敷きに描いた最初のガラス絵

私がガラス絵というものに魅力を感じたきっかけの絵です。お正月で暇だったので遊び半分に子どもの下敷きの裏に落書きした、そんなことがきっかけになるのですねーフラアンジェリコの天使をアレンジして、裏から金箔を貼ったものです。額にも入れないでいたので金箔はボロボロになってますが。

あれからガラス絵の魅力は消えません。