
混合技法を習い始めた記念の第一作。まぁ、ほとんど先生が描いてくださったかも。パルテノン多摩のアトリエから見た中央公園の風景です。猫のネムネムが、うちにやってきたばかりのときでしたので、このころの絵にはネムネムがよく登場します。常緑樹くすのきです。美味く描けている葉っぱは先生の筆です。
それまで印象派風の油絵しか知らなかった私には、最初はモノトーンで描く事、薄く薄く描く事、乾くのを待って次に進むこと、卵で溶いた白い粉末絵の具を使うこと、などなど、驚きの連続でした。じっくり何日もかけて絵を作っていく、ということにも慣れず、せっかちな私には合わない画法だなーと思ったものです。
それにしてもいい絵だね。ビギナーズラック、というところかな。
この絵は、50歳の記念に開いた個展ですぐに売れました。これは写真です。
もう二度と描けないと思います。